Thursday, April 4, 2013

Supper time

アメリカには日本にはない精神的なごみの時間がある。
僕は幼年期アメリカ人の家庭で暮らしたこともあり、その後大人になってからも一時期
一緒に暮らしたお陰で、そんな時間を知っている。

それがサパータイム。辞書で調べると、昼にディナー(正餐(せいさん))をとったときの、軽い夕飯。とあるがなんとも味気ない表現だ。サパータイムはだいたい午後3時を過ぎた時間帯の休日で家庭でビールやワイン、カクテルのツマミになるオードブルを作り、キッチンテーブルにどーんと置いとくのだ。ディップを添えたポテトチップスやポップコーン等軽めのスナックから、
シュリンプカクテル、手作りバイクドクッキーなど手で食べれるものが多い。
友達や親戚を招いて談笑することもあるが、オヤジはアメフトやベースボール中継でカウチポテトを決め込んだり、奥さんは趣味のパッチワークやフラワーアレンジメントに精を出す。子供はテレビゲーム。みんなキッチンを中心に、おのおの自分の時間を楽しむ、小腹が空いたら、勝手につまんで行くスタイル。これがアメリカ家族の絆の形。カルフォルニアは日が沈むのが遅いので、午後が素晴らしく長い。一昔前はポーチに椅子を出して、ビール片手に通りを眺める。今じゃガレージの電動シャッターをあけ、キャンピングチェアーと缶ビールが冷えてるアイスボックスを傍に置き、長い黄昏時を楽しむ。こんな時はトランジスターラジオでカントリーやジャズをかけると、70年代復活ぽくなり、とても楽しい。そしてガレージには車以外にその家庭の歴史が無造作に置かれている。スチール製のボックスには創刊号からのプレイボーイマガジンのコレクション、壁には長年溜め込んだベースボールキャップ、子供のスケートボード、芝刈り機など。
ガレージの前でビール片手にキャンピングチェアーに腰掛けていれば、通りすがりの近所の人が
気さくに声をかけてくる。こんな贅沢な時間は到底東京では味わえない。サパータイム、こればかりは本当に僕をホームシックにさせる。

写真は、僕の叔父、ダニー。叔父とは、何度も喧嘩もした、、、本当の父親のような存在でありつづけている。


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